不定愁訴とは?

不定愁訴とは

更年期に関する本が多数出版され、また新聞や雑誌、テレビでも、更年期の過ごし方などについての特集が組まれることが多くなりました。

 

それにもかかわらず、更年期への恐怖心を覚える女性は後を絶ちません

 

女性が更年期に対して怖さを覚えてしまうことは、この時期に生じる不調が不定愁訴と呼ばれていることからも推しはかることができます。

 

 

そこで、ここでは、更年期がブラックボックスと化して不安が生じないように、40歳からのココロとカラダが、どのように変化して、どんな症状としてあらわれ、さらには、そうした変化や症状に対して、どう対処していけばいいのか――といったコービング術(対処術)を、できるだけ具体的に、しかも類型化しながら記していきます。

 

 

ベテラン医師の経験では、更年期の真っ只中にいる100人の女性が100通りの更年期症状をもっているように見えても、じつはさまざまな症状の原因の類型化が可能だそうです。

 

さらに、症状の原因に沿った、生活習慣の改善や食べ物の選択、ツボ押しといった適切なケア(養生)をおこなうことで、閉経の時期を先延ばしする(=老化を遅らせる)ことも不可能ではないのです。

 

 

閉経を軸に「40歳〜55歳」の変化をとらえる

 

40歳からの女性の心身にとっては大事なイベント「開経」ですが不明点も多いもの。

 

そこで、「閉経」を軸にして生じる特徴的な体調の変化や不調、症状をもとに、次の二つの期間に分けてみました。

 

ただ、症状には個人差があるので、年齢の区分はあくまでも目安だと考えてください。

 

 

閉経準備期

 

開経にはまだ時間があるが、閉経に向けた心身の変化が生じはじめる時期。年齢の目安としては、更年期にさしかかる前の一‐プレ更年期(三〇代後半〜四〇代半ばご後半あたりとなる、四〇歳〜四五歳くらいまでです。

 

閉経直前期

 

そろそろ閉経が近づいてくる時期。だいたい四六歳〜五〇歳前後です。

 

閉経直後期

 

閉経直後の、開経にともなう変化に心身が慣れつつある時期。

 

※当サイトでは、五〇歳前後〜五五歳までと設定しています。

 

 

 

この三つの期間には、医学的にみるとそれぞれに特徴的な症状があります。

 

このサイトでは、みなさんが日常でケアしやすいことを前提に、説明にあたっては、一開経準備期」と、開経直前期と閉経直後期を一緒にした「開経直前。直後期」の二つに大別しています。

 

なかで例示してある症状のうち、みなさんがいま感じている不調がどの期間にあてはまつているのかを知ることで、開経とのつき合い方も変わってくることでしょう。

 

 

たとえば、閉経準備期に含まれる症状が多い方なら、いまその期間に適するケアをおこなうことで、開経直前期へ移行する時期を遅らせることが期待できます。

 

 

開経直前・直後期にあてはまる症状が多い方でまだ月経がある場合なら、適切なケアによって、閉経自体を先延ばしにしたり、スムーズに開経を迎える準備や、閉経直後の不調を軽減させることができ、閉経という一大イベントにともなう乱気流に対して軟着陸させることにつながります

 

開経直後期を過ぎると、「ポスト更年期」に移行します。

 

この期間は、基本的には心身が落ち着きを取り一戻すようになります。

 

 

充実した高齢期を迎えるためには「四〇歳以上の開経準備期からポスト更年期までのあいだに、どれくらい適切なケアをしてきたか」によるところが大きいのです。